協賛
イベントの協賛集めで、最も大きな成果のひとつが一般社団法人名義での協賛だったと、協賛サポーターの小川貴之さんは振り返ります。
きっかけは、ある税理士の方との出会いでした。
「環境問題を、口やかましく押し付けるのではなく、子どもたちに体感してもらう——そういう活動なんですと熱意を持って伝えたら、すごく共感してくれたんです。その場で10万円を振り込んでくださいました」
その税理士が一般社団法人の理事だったことから、「これは所属している一社の名前で載せてください」という話に発展。団体名義でのロゴ掲出につながりました。
小川さんが一貫して語るのは、協賛は「お願い」ではなく「共感」で決まる、ということです。地域参加型で、子ども主体。利他的な理念に倫理観が重なったとき、人は自然と応援したくなる——その確信が、伝え方の土台になっています。
では、外から活動を応援する立場になったとき、どんな切り口で魅力を伝えればいいのでしょうか。小川さんの答えは明快でした。
「過去の写真が、やっぱり刺さるんです」
これまで撮りためてきた写真をホームページや特設サイトで公開し、「こういう体験を地域の方々にしてもらった結果、これだけの人が集まりました」と語る。さらに効果的なのが、“普段との対比”だといいます。
「Googleマップで、その公園や境内を検索してみてください、と伝えるんです。普段は誰一人いない場所でしょう?と。そのうえで当日の集客写真を見せると、説得力が一気に高まります」
何もない場所に、これだけの人が集まる。学校を通じて子どもたちが絵を描き、ボランティアが協力してくれた——その物語を、写真と地図で可視化する。これが小川さん流のプレゼンテーションです。
動画も有効だといいます。「『チームキャンドル』の活動動画を撮っておくと、訴求力が違いますね」
伝え方には、もうひとつ大切な原則があります。それは「自分を主語にしない」こと。
「地域参加型で、子どもを主役にしているんです。“自分がやっているんです”という感は出さないほうがいい。子どもたちが輝ける未来をつくるためにやっています、と」
利他を前面に出すと、不思議と紹介者が現れるのだと小川さんは言います。
「商店街に話を持っていったら、ロータリークラブの方を紹介してくれて、そこにも入らせてもらえた。動いていくと、次の糸口が見つかるんです」
逆に、断られたときは立ち止まって振り返る。
「自分の“我”が出ていなかったか。『僕がやっています』が強すぎて、引いてしまった人がいなかったか。なんでダメだったんだろう、と毎回考えます」
活動を自分のものにせず、子どもと地域に託していく。その姿勢こそが、参加者を増やし、口コミを生み、協賛者を呼び込む——伝え方の根っこにあるのは、テクニックではなく在り方なのかもしれません。
協賛集めがうまくいかないとき、活動そのものではなく「伝え方」に原因があることは少なくありません。「神社に火を灯せ」では、10年以上地域をまわってきた協賛サポーター・小川貴之が、あなたの活動の強みを一緒に掘り起こし、人の心を動かす伝え方を体当たりで考えます。
協賛集めにお悩みの方、イベントを次につなげたい方は、お気軽にご相談ください。