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「普段は誰もいない場所」を見せる——協賛が集まる人の“伝え方”

協賛

「普段は誰もいない場所」を見せる——協賛が集まる人の“伝え方”

小川 貴之2026年5月20日5分で読める

その場で10万円。協賛は「理念」で決まる

イベントの協賛集めで、最も大きな成果のひとつが一般社団法人名義での協賛だったと、協賛サポーターの小川貴之さんは振り返ります。

きっかけは、ある税理士の方との出会いでした。

「環境問題を、口やかましく押し付けるのではなく、子どもたちに体感してもらう——そういう活動なんですと熱意を持って伝えたら、すごく共感してくれたんです。その場で10万円を振り込んでくださいました」

その税理士が一般社団法人の理事だったことから、「これは所属している一社の名前で載せてください」という話に発展。団体名義でのロゴ掲出につながりました。

小川さんが一貫して語るのは、協賛は「お願い」ではなく「共感」で決まる、ということです。地域参加型で、子ども主体。利他的な理念に倫理観が重なったとき、人は自然と応援したくなる——その確信が、伝え方の土台になっています。

「普段は誰もいない場所」を、Googleマップで見せる

では、外から活動を応援する立場になったとき、どんな切り口で魅力を伝えればいいのでしょうか。小川さんの答えは明快でした。

「過去の写真が、やっぱり刺さるんです」

これまで撮りためてきた写真をホームページや特設サイトで公開し、「こういう体験を地域の方々にしてもらった結果、これだけの人が集まりました」と語る。さらに効果的なのが、“普段との対比”だといいます。

「Googleマップで、その公園や境内を検索してみてください、と伝えるんです。普段は誰一人いない場所でしょう?と。そのうえで当日の集客写真を見せると、説得力が一気に高まります」

何もない場所に、これだけの人が集まる。学校を通じて子どもたちが絵を描き、ボランティアが協力してくれた——その物語を、写真と地図で可視化する。これが小川さん流のプレゼンテーションです。

動画も有効だといいます。「『チームキャンドル』の活動動画を撮っておくと、訴求力が違いますね」

「自分がやっている感」を消すと、紹介が連鎖する

伝え方には、もうひとつ大切な原則があります。それは「自分を主語にしない」こと。

「地域参加型で、子どもを主役にしているんです。“自分がやっているんです”という感は出さないほうがいい。子どもたちが輝ける未来をつくるためにやっています、と」

利他を前面に出すと、不思議と紹介者が現れるのだと小川さんは言います。

「商店街に話を持っていったら、ロータリークラブの方を紹介してくれて、そこにも入らせてもらえた。動いていくと、次の糸口が見つかるんです」

逆に、断られたときは立ち止まって振り返る。

「自分の“我”が出ていなかったか。『僕がやっています』が強すぎて、引いてしまった人がいなかったか。なんでダメだったんだろう、と毎回考えます」

活動を自分のものにせず、子どもと地域に託していく。その姿勢こそが、参加者を増やし、口コミを生み、協賛者を呼び込む——伝え方の根っこにあるのは、テクニックではなく在り方なのかもしれません。

あなたの活動の「伝え方」、一緒に考えます

協賛集めがうまくいかないとき、活動そのものではなく「伝え方」に原因があることは少なくありません。「神社に火を灯せ」では、10年以上地域をまわってきた協賛サポーター・小川貴之が、あなたの活動の強みを一緒に掘り起こし、人の心を動かす伝え方を体当たりで考えます。

協賛集めにお悩みの方、イベントを次につなげたい方は、お気軽にご相談ください。

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小川 貴之

協賛サポーター

「神社に火を灯せ」協賛サポーター。エコキャンドルを通じた神社復興活動に取り組む。

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